河口湖は一周が約19kmの富士五湖の中でも2番目に大きい湖で、近くに河口湖駅やインターチェンジもありアクセスもしやすい場所でもあります。
そんなアクセスのしやすさから観光に訪れる人は富士五湖のなかで一番多く、観光施設をはじめ絶景スポットやグルメスポットが数多くあり、移動手段も周遊バスやレンタル自転車、レンタカーなどが駅周辺に充実しており、最近ではレンタルミニカーや電動キックボードなどもレンタル出来るようになりました。
そんな河口湖の観光を計画する時に、
・どこに何があるのか?
・時間はどれくらいかかるのか?
・おすすめ観光スポットは?
などで悩みますよね。
今回はおすすめ観光スポットを6つのエリアに分けて紹介します。
エリアを分けることで観光したい場所のアクセス方法、順番や所要時間など、おおよその観光計画を立てやすくなりますよね。
また、河口湖周辺のアクセス方法については別記事でも紹介していますので参考にしてください。
観光スポットをエリア別に紹介
今回は河口湖の観光スポットをエリア別に分けてみました。
赤 → 第一エリア | 紫 → 第四エリア |
黄 → 第二エリア | 緑 → 第五エリア |
青 → 第三エリア | 黒 → 第六エリア |
エリア別にすることで場所がわかりやすく、行きたい場所への移動手段や順序も計画しやすくなると思います。
お土産屋さんや船は第一エリア
かつては河口湖観光のメインエリアだった場所で、どこか昭和っぽさが残るレストランやお土産屋さんが道沿いに並んでいます。
週末や連休は、車で来る観光客や観光バスで河口湖畔の無料駐車場の中でも最も混雑する駐車場です。
駐車場内にいくつかあるボートや遊覧船に乗るための桟橋の前には、乗船を宣伝する係の人が大勢立っています。
遊覧船やボートなどの水上観光は、このエリアで利用することが出来ます。
また、河口湖駅に最も近いく宿泊施設もあるエリアなので、宿泊予定で電車やバスを使って来る人には便利な場所です。主な宿泊施設は「湖南荘」「花水庭おおや」「富士レークホテル」などがあります。
遊覧船天晴れ
戦国時代の武田軍に所属した安宅船をモチーフにしたデザインで、船内は広々とした畳を使った和風作りで、二階デッキスペースは360°パノラマビューが楽しめます。
また、ゲージ持参かレンタルゲージがあれば、ペットの乗船も可能です。
乗船料金 |
大人1000円 |
子供500円 |
富士山パノラマロープウェイ
標高1075mまでつながるロープウェイ、山頂からは富士山と河口湖の大パノラマが楽しめます。
展望デッキには富士山に向かって漕ぐ「カチカチ山絶景ブランコ」があり、3.5mのおおきなブランコを漕ぎだせば崖の向こうに飛び出しそうな爽快な気分を味わえます。
また、山頂には「たぬき茶屋」もあり、名物たぬき団子やオリジナルグッズも販売しています。
ロープウェイ往復料金 |
大人900円 |
子供450円 |
パノラマロープウェイhttps://www.mtfujiropeway.jp/
モーターボートやスワン
いくつかの桟橋から利用することができ、利用料金は桟橋にいる係のおじさんと上手く交渉すれば値引きをしてくれます。
利用料金 |
おおよそ2000~2500円 |
多くのイベントが開催される大池公園第二エリア
河口湖大橋を橋の下から眺めたり、富士山の絶景が楽しめる大池公園を中心にしたエリア。
大池公園では不定期だがアマチュアコンサートやフリーマーケットが開催され、1年を通じて人が集まっている場所。
日本の道100選にも選ばれた河口湖大橋をバックに写真を撮ることが出来ます。
北原ミュージアム
北原さんが40年かけて集めた約4000点のお菓子のパッケージをはじめ、音楽に関する雑貨やおもちゃ、ロボットや宇宙船、ブリキやセルロイドのおもちゃなど沢山のおもちゃが展示されています。
館内にはフードコートもあり、食事やカフェも楽しめます。
入館料 | 大人800円 | 小中学生400円 |
営業時間 | 10時~16時 |
営業日や営業時間の変更あり、詳細はインスタで
石ころ館
建物は2階立てで、1階には世界から集められた貴石や化石、天然石アクセサリーなどを販売しています。
2階では世界で1つのオリジナルアクセサリーを指導のもと作ることが出来る教室が開催されています。
ハーブ館
河口湖のハーブ専門ショップ、買い物・体験教室・カフェが入っている入館無料の観光施設。
入った瞬間からハーブの香りがいっぱいに広がる店内、1階売店では地元のお土産、富士山グッズ、可愛い雑貨などが置かれ販売されています。
2階ではハーブティーの量り売りや試飲ができる他、香水やハーブグッズが並べられています。
また、オリジナルの花のリースを作れる体験教室も楽しめます。
喫茶コーナーでは食べられるお花のあしらった豊かなラベンダーの香りがする、ご当地スイーツのラベンダーソフトクリームが楽しめます。ほかにも、シャインマスカットやぶどうのソフトクリーム、期間限定で甲斐路ぶどうのソフトクリームも販売されています。
ハーブ館オンラインショップ
山梨宝石博物館
山梨県は水晶の町としても有名
約50種類の宝石を原石、カット石、ジュエリーのセットで展示。
大きな原石や匠の技でカットされた芸術的ジュエリーなども展示されています。
入館料 | 大人600円 | 小中学生300円 |
営業時間 | 9時~17時30分 | 冬11月~2月 9時30分~17時 |
休館日 | 毎週水曜日 | GW、7~8無休 |
ウェブサイト
足湯
ホテル「四季の宿富士山」の前にある足湯、無料で利用することができ、ホテルフロントに行くとタオルなども借りることが出来て手ぶらで利用できます。
バッティングセンター
河口湖に昔からあるバッティングセンター、意外に若い観光のお客さんが利用して人気です。
ストレス発散になるのかも?
観光施設が集まる第三エリア
もみじ祭りやさくら祭り、河口湖音楽祭などイベントが多く開催されるエリア。
音楽と森の美術館をはじめとする観光施設が多く、湖畔沿いの遊歩道では富士山と河口湖のパノラマ写真を撮ることができます。
また、飲食店やお土産屋さんも多くあり、河口湖のメイン観光エリアとなる場所です。
もみじ回廊
もみじの季節はもちろんおすすめですが、普段のもみじ回廊も撮影スポットとして綺麗な場所です。
すぐ近くにおすすめのアイス店がありますので、アイスを食べながら観光はいかがですか?
猿まわし劇場
暑い日や雨の日でも快適に楽しめる屋内劇場、公演を楽しんだ後のお猿さんの見送りやエサやりコーナーでお猿さんとふれあえる他、劇場オリジナルグッズを販売する売店もあります。
入場料 | 大人1700円 | 中高生1200円 | 小人850円 |
入園料 | 大人500円 | 中高生400円 | 小人300円 |
ホームページでYoutubeに登録すると入場料の割引を受けることができます!
ウェブサイト
木の花美術館
「猫のダヤンが住む不思議な国 わちふぃーるど」の物語の原作、オブジェ、ジオラマなどを展示している美術館。
併設するレストラン「オルソンさんのイチゴ」では、可愛いテラス席で富士山を眺めながら食事やカフェを楽しめるほか、売店「ダヤンショップ」ではバック、アクセサリー、小物などのオリジナルグッズを販売しています。
入館料 | 大人500円 | 中高生400円 |
開館時間 | 平日10時~16時 | 土日際9時30分~17時 |
休館日 | 年中無休 |
ウェブサイト
音楽と森の美術館
数々の貴重なオルゴールや自動演奏楽器の音色を楽しめる場所。
綺麗な装飾に飾られた舞踏会を思わせるホールでは、世界最大級のダンスオルガンの自動演奏を聴いていると、自分が貴族になった気分になります。
中庭はヨーロッパ風の建物と庭園が広がり、富士山のコラボレーションが楽しめます。
貴族のようなドレスを着て、プリンセス体験が出来る!
100種類以上の衣装があり、好みのドレスを着て写真映えするフォトスポットがいっぱいの館内で、記念写真を撮ることが出来る。
また、その綺麗な庭園を眺めながら食事やカフェを楽しめるテラス席があるレストランがあり、ランチタイムにはピアノやフルートなどの生演奏を聴きながら食事を楽しむことが出来ます。
平日 | 大人 1800円 | 大高生 1300円 | 小中学生 1000円 |
土日際 | 大人 2100円 | 大高生 1600円 | 小中学生 1000円 |
ハイシーズン | 大人 2300円 | 大高生 1300円 | 小中学生 1000円 |
2023年ハイシーズン料金設定日
①GW 5月3日(水)~5月7日(日) ・5月1日(月)・2日(火)は土日祝日料金
②夏休みお盆 8月11日(金)~8月16日(水) ・月17日(木)・18日(金)は土日祝日料金
③年末年始 12月30日(土)~2024年1月3日(水)
ウェブサイト
遊歩道
河口湖円形ホールを中心に湖畔沿いに伸びるウォーキングトレイル、春は遊歩道沿いに咲く桜の「さくら祭り」で賑わい、普段も多くの観光客が訪れる富士山と河口湖をバックにベストショットが撮れる有名スポット。
近くには、芸能人がよく訪れるcafeMiniや観音山フルーツパーラー、屋台村などのグルメスポットもあります。
浅間神社と天空の鳥居
世界遺産に登録されている河口浅間神社、鳥居を通った先の神社の中は大きな杉の木に囲まれ、周囲とはまったく違う静けさと冷んやりとした空気が神秘的な神社です。
また、7本杉と言われる樹齢100年を超える御神木の大きさには驚きます。
神社の裏山には「天空の鳥居」と言われる富士山の遥拝所があります。
ここは富士山と鳥居をバックに絶景写真が撮れるスポットとして人気の場所です。
神社から山道を歩いて20~30分くらいの場所にあり、写真を撮るには入場料として100円がかかります。
鳥居近くに小さな売店もありますが、飲み物は販売していないので山道を歩くと喉も渇きますので、飲み物を持って行くといいですよ。
自動車やバイクでも行けますが、駐車場が5~6台と小さい駐車場です。
富士山と湖と花の絶景大石公園 第四エリア
ここは河口湖駅から約6km、周遊バスで30分と少し離れた場所にあるエリア。
観光施設が大石公園とハナテラスのみと少ないが、夏のシーズンは近くの農園でさくらんぼ狩りやブルーベリー狩りが楽しめるほか、自称だが芸能人が訪れるというフルーツの屋台や都会では珍しい野菜の無人販売も実は人気。
また、絶景をテラス席で楽しみながら食べられる、パンの店「LAKE BAKE」も人気のお店です。
大石公園
富士山と湖と花の絶景写真が撮れる場所として有名な公園。
四季折々の花が咲き誇り、天気がいい日は絶景写真を撮りに多くの人で賑わいます。
併設する河口湖自然生活館では伝統工芸品や富士山グッズ、手作りブルーベリージャムは人気の商品です。
富士大石ハナテラス
石畳みの大きな和の庭園の中にカフェ・織物工房・雑貨・桔梗屋など9店舗が庭に調和した花が引き立つ白壁の建物で立ち並んでおり、庭を散歩している気分でお店を周ることが出来ます。
店舗の中では、地元の果物を使ったスイーツ店「葡萄屋kofu」が、いつも列を作り人気です。
ハナテラスウェブサイト
自然の中の景色を楽しむ第五エリア
奥河口湖と言われるエリア、普段はあまり観光客が訪れない静かな場所。
この場所に行くにはバスは通って無いため、車か自転車を使う必要があります。
3つの岬
留守ヶ岩、扇崎、寺崎の3つの岬があり、比較的に湖面が静かな場所なので逆さ富士を楽しめチャンスに会える場所です。
岬に入る道沿いには車でDIYキャンプやちょっとしたBBQを楽しむ人たちが居ます。
もみじトンネル
もみじの季節限定ですが、50mくらいに渡り富士山ともみじの絶景を楽しむことが出来ます。
紅葉の季節には立ち寄りたいスポットです。
テーマパークや遊園地がある第六エリア
河口湖を楽しむというより施設を楽しむエリア。
紹介する3つの施設のほか、富士山世界遺産センターやフォレストアドベンチャーフジ、船津胎内樹型などもあります。
富士急ハイランド
説明するまでもない、絶叫コースターの富士急ハイランド。
河口湖からのアクセスは電車で次の駅。
入園無料なので乗り物に乗らなくても園内の飲食店やお土産屋さんを回るだけでも楽しいですよ。
営業時間 | 10時~20時 |
入園料 | 無料 |
各アトラクションはフリーパスを購入すると利用できます。
フリーパスの料金はウェブサイトにて
富士すばるランド
自然を活かした家族で楽しめるアトラクションのフォレストパーク
ワンちゃんと触れ合えるドギーパーク
手ぶらでキャンプ、アウトドアアクティビリティを楽しむFujigatway
3つのテーマが集まった施設、アウトドアを楽しみたい家族や大人向けのエンタメスペース。
ウェブサイト
ハーブ庭園
「え!これ無料?」と思えるくらいの綺麗に整備された庭園と温度管理された大きなハウスの中に作られた庭園、雄大な富士山を目の前に見ることが出来る展望台などがあり、施設内の所々に写真スポットが用意されていて、綺麗な写真を撮ることも出来ます。
施設内には、展望レストランやハーブ関連の商品が並んだ売店などもあります。
ウェブサイト
フォレストアドベンチャーフジ
2006年に日本第一号としてオープンしたアクティビリティパーク、富士山の大自然の中に作られた91のアクティビリティを全11コースの中から自分にあったコースでまわり、自然の中を思いっきり体を動かしてエキサイティングなアクティビリティを体験してみませんか?
そのほかにもマウンテンバイクでまわるトレイルアドベンチャーやキャンプを楽しむ施設もあります。
行き方は、河口湖駅から車で15分ぐらいか、富士山五合目行きのバスに乗り最寄りのバス停から徒歩10分くらい。
ウェブサイト
観光スポットへの交通手段は?
電車やバスで来た人が観光をするのに便利なバスが「周遊バス」。
周遊バスは河口湖を周るレッドライン、西湖を周るグリーンライン、鳴沢・精進湖・本栖湖を周るブルーラインの3つのバスがあります。
河口湖を周るバスはレッドライン、朝9時から夕方18時くらいまで1日28本15分間隔で運行されていて観光地を専門に周るのでとても便利です。
料金はどのバスも利用出来る「共通フリークーポン」があり、大人1700円・小人850円で河口湖駅またはバス車内で購入することが出来ます。
ウェブサイト
また、河口湖周辺をもっとゆっくり、ぶらぶらと自然を感じながら楽しみたい人はレンタル自転車がオススメ。
河口湖駅周辺にはレンタル自転車店が多く、自転車で観光を楽しむ人が大勢います。
自転車も普通のママチャリからクロスバイクや電動アシスト自転車など種類も豊富。
手荷物も自転車店で預かってくれるサービスや駅周辺にコインロッカーなどもあるので安心。
宿泊する人には、自転車を宿泊先まで運んでくれるサービスをする店舗もあります。
また、自転車でちょっと離れた富士吉田も観光したい人は、自転車ごと電車に乗ることが出来る「サイクルトレイン」を使うと便利。
富士急線は自転車ごと電車に乗ることが出来るので、富士吉田の観光地「浅間公園」や「富士浅間神社」、吉田うどんを地元の名店で食べてみたい人に便利です。
最後に
河口湖観光は、湖畔周辺に広範囲に点在するので移動には周遊バスやレンタル自転車を利用すると便利です。
また、西湖や山中湖、本栖湖などちょっと遠くまで足を伸ばしたい人はレンタカーがオススメ。
観光するエリアを決めておくと、時間や費用などが無駄なく使うことが出来ます。
超分かりやすく言うと「今日はランド、明日はシー」みたいなエリア分け。
それには「どこに何があるか」、ある程度知っていると計画を立てやすいですよね。
例えば、宿泊予定の人なら1日目は駅に着いたらそのままレンタル自転車で近場のエリアを観光、2日目は周遊バスで少し離れたエリアを観光するなどと決めておき、そのエリアの何を観光するかある程度決めておき、あとは現地の様子で行動する。
河口湖には、たくさんの観光スポットやグルメスポットなどがあります。
限られた時間を有効活用して、河口湖を思いっきり楽しんでください。
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